今晩は。今日のロンドンは朝は気持ちの良い天気ですがすがしかったのですが昼間から曇りました。

残念。。。。太陽が出るとやはり元気が出ますから。

今年のロンドンの冬は雨や曇りの日が多く 本当に太陽が恋しいです。

が、気温自体は暖かく 今年のイギリスでのクリスマスは暖かいクリスマスとなるようです。

 

さて、昨日はヒプノセラピー(催眠療法)とはどんなものなのか、の説明を再度載せました。

そしてワークショップを始めた理由についても。。。。

 

ヒプノセラピー(催眠療法)は最新の心理療法といわれていますが、実は歴史的に実はかなり古く、古代から治療や宗教的な儀式などで使われてきました。

そんなに古い歴史から現代の前世療法や未来世療法の方法が生み出された経緯まで簡単にまとめたものを

今日はヒプノセラピー(催眠療法)の歴史と題して再度載せようと思います。

 

 

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ヒプノセラピーの歴史

催眠は英語でヒプノーシス(hypnosis)といいます。
これはギリシャ語で「眠り」という意味を持つ語から、イギリス人のDr. James Bride (ジェームス ブレイド氏)により19世紀に創られた言葉です。

催眠療法の歴史は古く、約三千年前から治療や宗教的な儀式に用いられたと伝えられており、紀元前1550年頃に書かれたとされるエジプトの医学文献、エベルス パピルス(紀元前3400年頃に遡る以前の文章を書き写した写本の可能性あり)に最古の記録があるとされています。
この催眠療法はオリジナルは古代インドといわれ、同じように古代エジプトや古代ギリシャでも それぞれの場所にあった「眠りの寺院」で僧侶が信者を眠りに誘導し病気を治療する暗示を行っていたようです。そのときに僧侶が用いた手順は現在私たちが催眠誘導として使っているものと良く似ています。その百年後にはローマに伝わり、ローマ帝国内で継承されていったようです。
何時の時代も 祈祷師、シャーマン、薬剤師たちが存在していました。神との交信を目的として行った瞑想はトランスという催眠状態を活用しており、修行僧が催眠による痛みをコントロールすることに利用するなど催眠は精神世界と結びつく形で利用されてきました。

 

近代催眠療法の歴史としては18世紀末ウィーンの開業医メスメルが スイスの医師兼神秘思想家パラケススの思想、「大宇宙と小宇宙」を発展させた形の「動物時期説」を考案し治療を行ったのが始まりとされています。
これは生物には+とーの磁気があり、この2つの間を流れる液体が滞ることで病気が発生するので その磁力を人為的に変化させることで健康を回復することが出来るというものです。メスメルが患者に触ると患者は痙攣を起こし、周囲の人間にもそれが伝わって失神を起こし目が覚めると病気が治っていたといわれています。しかし実際には彼にカリスマ性があり施術的には暗示によるものだと考えられています。

19世紀中期、ヒプノーシスの名付け親でもあるイギリスの医師、ブレイドは1843年に神経生理学から説明を試み「神経催眠学」を書き、催眠は言語暗示によって引き起こされる、つまり催眠中の意識状態は眠りとは全く違ったもので 催眠中に起こっているすべてのことに気が付いており、決して自己コントロールを失うことは無いことを研究から導き出しました。
ブレイドの個人的な友人でもあるエスデ-ルはインド、カルカッタにあった東インド会社に派遣された際に 催眠を外科手術に応用したことにより、死亡率が5%以下に低下しました。当時では学期的な功績で その後技術に磨きをかけて帰国し学会で発表しましたが、インドとイギリスの文化の違いにより残念ながら功績は認められませんでした。

19世紀後半にはいるとフランスのリュボーとベルネームらのナンシー学派とシャコーを中心としたサルペトリエール学派による催眠論争が起こります。1889年にパリで開かれた国際会議でナンシー学派の正しいことが証明され、催眠は心理的な現象とみなされるようになりました。

心理学者のフロイトが催眠に興味を持ち、研究を始めましたが それも長続きせず 心理分析を選択しました。それでもフロイトの自由連想テクニックは名前を変えた催眠と意見を持つ専門家は多いといわれています。

20世紀にはフランスの薬剤師エミール クーエが自己暗示の効用を発見し、毎日あらゆる意味で私は向上している、といった目覚めているときの暗示「自己暗示」が催眠のすべてである、と唱えました。その一例として「この痛みは消える、消える」といったように自己暗示による催眠を使った無痛状態のメカニズムも研究し、今まで誤解を受けやすかった催眠が心理療法の1つとして認められていきました。

 

その後、イギリス人ミルトン エリクソンの功績により催眠が社会的に受けいられました。彼は、催眠に不可欠なトランス(変性意識状態)は私たちの日常ですでに起こっていると説明し、催眠療法の可能性を一挙に拡げました。
彼の不思議な話術ともいえる治療は日常会話のような自然さで行うもので、会話の中身は暗示による物語で進められ、相手の真意を非言語的な反応から読み取り そして彼の質問によるコミュニケーションで真意に基ずいた解決に向けてクライアントを導いていくといった神業的なものでした。
エリクソンの登場により催眠療法は新たな可能性を開きました。

その後50年間は催眠の歴史にこれといった進歩はありませんが、第一次世界大戦中と第二次世界大戦後に催眠治療で多数の戦争神経症患者が短期間のうちに治療されたことから催眠の地位は向上し、世間に認められるようになりました。

日本でも有名になった精神科医ブライアン ワイス博士は20数年前に、キャサリンというクライアントとの退行催眠療法により出産以前に遡った記憶(前世記憶)を偶然に発見し、前世療法を生み出しました。出産以前の記憶、前世の記憶を思い出すことにより現在抱えている病気が治ったりと治療に役立つともされ、、多くのケースで施行されて現在に至っています。
叉、後にも何人かのクライアントとのセッションにより未来世療法も生み出しています。

 

 

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いかがでしたか?

僧侶が信者を眠りに誘導し病気を治療する暗示を行っていた、とされている「眠りの寺院」については色々な場所で色々な説があり、イギリスではストーンヘンジもヒーリングに使われたのではないか、といわれていますね。

 

前世療法や未来世療法についてはまだまだ色々なことが言われていますが、最近では前世はもちろんのこと、輪廻転生のことなど信じなかった西洋の精神科医達の間でも前世を憶えて話す子供がいることから かなり研究が進められています。

しかし前世がある、ないの論争よりも重要なのは 本人が見たもの感じたものは どんなことを意味しているのか、何の象徴としてあらわれているのか、本来の自分はどんなことを思っているのかどうしたいのかなどに目を向けること。

セッション中に見たり感じたりする前世らしい光景は 潜在意識が自分にとって一番わかりやすい方法として見せてくれていること。

そして何層もの意味や象徴、状況などをあらわしていて 自分ではわかっていたこと、新たに発見することなど自分をより理解することが出来ます。

 

 

セッションには自分の抱えている問題についていらっしゃる方々だけでなく、単に自分の前世に興味があるから、といらっしゃる方々も もちろんいます。単に自分の前世に興味がある方々のセッションでも ちゃんと見る前世はやはり現在の状況を良くあらわしているもの。

色々と納得していらっしゃいました。

 

ちなみにイギリス人ミルトン エリクソンの質問によるコミュニケーションで真意に基ずいた解決に向けてクライアントを導いていく、というのは現在のヒプノセラピーのやり方と全く同じです。

彼が現在のセラピーのやり方の基礎を作ったといえます。

 

 

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